「年齢不問」に期待するのをやめました
ハローワークでの学び その1
求職中なので時々ハローワークに通っています。
ある日のこと、データ入力を主な仕事とする事務職の求人を見つけました。
募集しているのは、全国展開している名の通った会社です。
勤務地も駅から徒歩10分、環境も良さそうです。
何よりも「年齢不問」とあって、応募条件は満たしているし「候補のうちのひとつに入れてみてもいいかな」と思い、念のため「まだ募集しているかどうか」を担当の職員さんに聞いてみました。
職員さん「この求人ですね…。まだ決まってないみたいですね」
私 「あらら、そうなんですか。条件がいいからすぐに決まってしまいそうな感じがしたんですけどね」
職員さん「私もそう思ってました。でもまだ応募も0人になってます。
(しばしの沈黙の後)…ただですね〜59歳の女性の方から相談があったと記録に残っています。
『この年齢だけど応募しても大丈夫でしょうか?』という相談を受けて、ハローワークの職員が採用担当者に問い合わせたら『若い人が多いので、本当は若い人に来て欲しいんですよ』というニュアンスの回答だったようで、その方は応募しなかったようですよ。」
私 「はあぁぁぁ(ため息)そうなんですかぁ。そういう本音の部分が知りたかったんです…。はい分かりましたー!」
私は 即座に手を引っ込めました。
本当に年齢不問かどうか確かめないと、あやうく無駄に期待するところでした。
ハローワークでの学び その2
また別の日のことです。
この日は失業給付をもらいながら就業に必要な訓練ができるという職業訓練について相談したのです。
資料プリントには、たまたま医療事務のコースが載っていました。
私 「例えばですね、この医療事務の職業訓練を受けたとして、この年齢で実際に求人があるでしょうか?」
職員さん「(ちょっと言いにくそうに眉をしかめて)そうですね…これは若い方に向けてのものなんですよね。特に医療事務は人気のコースなのでまず受講していただくこと自体が難しいです。ちょっとね…」
私 「あ〜はい、そうですか…はいはいはい。そりゃそうですよねー。そういう本音の部分が知りたかったんですよ。あーすみませんねー。ありがとうございました ! 」
学びの先に見えてくる結論
アラ還は、刻一刻と老人に近づいていっているということを実感させられました。
「年齢不問」の求人を全てまともに真に受けてその気になってはいけません。
もし仮に「本当は若い人向け」の求人に採用されたとして30代40代くらいの人たちと同じように働けるとかと言ったら厳しいですよね。
採用する側の気持ちに立てば「勘弁してよ!察してよーっ!」て感じかもしれません。
わずか25年ほど前までは定年が55歳だったことを思い出しました。
ご近所の同世代の奥さんは、歩いて行ける距離のスーパーで週5日3時間のパートをされています。
「ハローワークなんて全然行かなかったわよ。始めるのに履歴書もいらなかったし、いつ辞めてもいいような気持ちでやってるの〜。」
それでももう何年も、親御さんの介護をされながらパートを続けておられます。
「パートが息抜きになるのよ、何もしないで家にいると鬱っぽくなるから〜。」と朗らかに話される姿に敬服します。
その奥さんには、お孫さんも何人かいらっしゃいます。
私には孫がいないので、気分だけ若く留まっていたのかもしれません。
まだ採用の結果待ち状態
少し前の投稿に「今は面接試験の結果待ち」と書きましたが、残念ながらまだ連絡はありません。
求人票には「3月下旬頃通知」とあるのですが、面接時に控室の職員の方が
「結果の通知は3月下旬とありますが、まあ中旬ですね。」
と説明されたので、それを言葉通り信じていました。
通知が普通郵便であれば、土日休日の配達がなくなったので、早くて連休明けの火曜日ですね。
いやはや…勤務開始日が4月1日からなので、万が一採用されたらあれやこれや準備でおおわらわです。
不採用だった場合は、そこから本当に「年齢不問」の求人を見極めて応募するので、それはそれでバタバタです。
さて、こうして文章に綴ると、不思議なことに他人事のようにも思えてきます。
もう一人の冷静な自分が上方から客観視しているようでもあります。
こんな私の「なるようになる」様子を皆さんも楽しんで読んでやってくださいね。(^o^)/