ストレス解消♪久しぶりの一人カラオケ
こんにちは。アラ還主婦の湖本雅羅です。
今日は、久しぶりに一人カラオケを楽しんだ話をしますね。
鬱屈した毎日から逃れたい
最近は、自分のダメダメさ加減にだけでなく、周りから入ってくるネガティブ情報からも気持ちが沈みがちです。
自分一人の力はちっぽけでどうにもならないことが多過ぎます。
ただ祈るしかない。
「そう言えば、みんなでどんちゃん騒ぎって、もう随分してないなぁ〜」
思わずつぶやいていました。
コロナ禍になって多人数で集まったのは、ただ一度親戚の葬儀だけです…。
「最近お腹の底から思いっきり笑ったり、大声を出したりすることもないなぁ」
日頃話すことといえばスーパーで「袋は要りません」「電子マネーで払います」くらい。
夫が帰宅するまで、ずっと黙って過ごしています。
こんな生活は、あまりよろしくないですね。
ある夜ラジオから流れるメロディーに思わず心を揺さぶられました。
岡本真矢のTOMMOROWという曲です。
カラッカラに渇いていた心の中に染み入ってくる感じでした。
「歌っていいなあ、全然聴いてないし、歌ってもないし」
私は歌がド下手なのですが、カラオケが大好きでした。
けれども最近は、歌うという行為自体忘れてしまっていました。
カラオケとの出合いはカラオケボックスが登場した頃です。
若い頃、ボックスが近所にあったお手軽さに夢中になって、山のように両替した百円玉をカラオケの機械に入れては歌って、仕事のストレスを発散していましたね。
ワンコインで歌いまくり
昨日ハローワークでの用事が終わり、まだ時間が残っていた私は、思わず帰り道にあるカラオケ屋さんに入ってしまいました。
カラオケ屋さんは全国展開している「まねきねこ」です。
かつて別の地域に住んでいた頃、よく一人で通ったので、全然抵抗はありませんでした。
その頃はボランティアの役員で日々メール対応に追われていて、ほんの少しの間だけでもそのストレスから逃れたいと「かけ込み寺」のように利用していました。
店舗にもよると思いますが、今回私が利用したお店は「朝うた」といって午前中は室料が30分ごとに税込11円、プラスドリンク代で歌えます。
一応「一人なんですけど…」と受付で言ったところ「皆さん一人で来られますよ〜」と軽く受け流されました。
奥からは、朗々とした演歌の熱唱が聞こえてたり、年配のご夫婦がフリードリンクを選びに来られていたり…。
午前中の利用客層が少し垣間見えるようでした。
受付でマイクの使い捨てカバーを一つ取った私は「かけ込み寺」時代のマイルールを思い出しながら部屋に入りました。
一人カラオケのマイルール
誰とも共有していないマイルールです。(笑)
- フリードリンクは避ける
何度も飲み物を取りに行くだけ歌う時間が減るからです。
最初に何か一つ飲み物を選択して届けてもらえば、あとは誰にも邪魔されない自分の時間となります。 - 腕時計を目の前に置く
部屋には時計がないので時間経過を見るため必須です。 - まず歌う曲を決めておく
とりあえず一曲をかけて、音量やマイクのエコーの調整をします。
ピンク・レディーの「キッス・イン・ザ・ダーク」「ストレンジャーズ・ホエン・ウイ・キッス」ははずせません。
- 基本立って歌う
お腹から声が出るように、形だけでも歌手になります。(笑) - 曲の間奏の間に、次の曲を予約する
時間を有効に使うためです。 - 歌いたい曲をメモしておく
予約の時、曲名や歌手名がすぐ思い出せなくて焦ることが多いからです。 - 前半は洋楽にする
口周りがよく動くようになったら後半は邦楽にして、高音域の多い曲にも挑戦します。 - 男性の曲であっても音の高さを調節してどんどん歌う
「男性に歌ってほしい」ような曲も、自分で自分に歌ってあげます。 - 終了10分前コールの後に歌う曲を決めておく
10分残っていれば2曲ほど歌えますが、もし途中で時間切れになっても悔いのないような曲にします。
今日のお会計は
アイス緑茶 390円
室料 44円(2時間分)
合計 434円
ワンコインで66円のおつりでした。
歌の持つ力
2時間誰にも気兼ねせず昔の歌を歌いまくりました。
といっても、何とあろうことか初めは大きな声が出なくなっていました。
なので、ピンク・レディーの曲も難しいと感じ、KANの「愛は勝つ」を音程を低くしてまず一度歌い、2回目に音程を戻して歌い、というやり方にしました。
そしてABBA の曲とか80年代の洋楽を「自己流なんちゃって英語」で歌いまくり、口がようやくこなれてきた頃に日本の(やっぱり)80年代の歌謡曲に移りました。
こんなに口を動かしてお腹から声を出したのはいつぶり?
マイナスな感情を体から吐き出して、本当に気分がスッキリしました。
帰る時も、まだ奥から例の大きな朗々とした演歌が聞こえていました。
カラオケは喉が鍛えられるので、嚥下機能低下予防にも良いのでしたよね、確か。
ワンコインで過ごせた非日常の時間は楽しいだけでなく、歌の持つ力によって、思いもしないような感情の高ぶりがあったり、過去のワンシーンが蘇ったりというおまけもありました。
誰にとっても気分転換は必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました