アラ還主婦のやめやめ日記

毎日辞めたり始めたりしてもがく様子を綴ります。

【ITオンチの主婦が海外ドラマを観ながらITパスポート試験合格】従来の勉強法をやめました

今日は、3月5日に受験したITパスポート試験合格点を取れた*1勉強法についてお話しします。

 

ITと無縁なアラ還主婦

アラ還世代の主婦なので、ITとはご縁がありません。

最初に勤めた職場では、プリント類は手書き、タイプ、ワープロ、最先端の人が一太郎と、その人のスキルに応じたやり方で作成されていました。

私は「手書き」派でしたが、特に困りませんでした。

MS-DOSって何どす?」などと思っていました。

ITへのミーハーな想い

結婚退職後、自宅でワープロの練習をして、それが自治会の配布物等で役に立ったこともありましたが、世は平成。

流れが一気にパソコンへと急加速しましたね。

 

子育てが一段落して、外へパートに出ましたが、パソコンとはほとんど関わりのない仕事でした。

 

ある時、派遣登録時に何も記入できるスキルがないことに危機感を抱いて、仕事帰りにパソコンスクールに3か月通って、ワードとエクセルのMOS試験を受けて、ぎりぎり合格しました。

 

その後の転職でも入力程度はしましたが、当然ながらパソコンをメインに使う仕事ではありませんでした。

 

日々の技術進歩についていきたいと思っても、とてもとても…。

元来ミーハーな性格なので、パソコンを使いこなせる人、そしてそのカタカナ職業への憧れはやみません。

 

せめてITパスポートの勉強をすることで、基礎の知識が身について、何か見えてくるものがあるのでは。

そう思って受験を決意しました。

やっと試験の申し込みをする

ITパスポート試験とは、独立行政法人 情報処置推進機構(IPA)によれば、「ITに携わる職業人として誰もが共通に備えておくべき基礎的な知識を測る」国家試験です。

ITパスポート試験のサイトはこちら▼

【ITパスポート試験】情報処理推進機構

 

ITパスポート試験には前から興味があって、平成28年度版の参考書がずっと本棚に眠っていました。

 

足掛け5年、会社を退職してようやく気持ちが固まり、ホームページから「えいやっ!」と3か月後の1月末の受験日の申し込みを済ませました。

 

ITパスポート試験情報処理試験のエントリーレベルで、難易度は高くないとのことですが、私にとっては未知の世界、超難関です

心して臨むため、いろいろ対策を練りました。

海外ドラマを楽しみながら継続できる勉強法

まずは全体像を通して把握

とにかく楽しみがないと続かないので、毎日見ていた海外ドラマは引き続き観る、ただし勉強後に、というやり方にしました。

 

まず、試験の全容をつかむため、Udemy*2の対策講座を視聴しました。

Udemyのサイトはこちら▼

Online Courses - Learn Anything, On Your Schedule | Udemy

  1. 講師の話すスピードを1.25倍速にして観てセクションごとの問題を考え、答え合わせする。
  2. よく分からなくても覚えられなくても最後まで通しで観られるように、どんどん先に進める。
  3. それでもやっぱり飽きたり眠くなったりするので「もう無理…」となったら、すぐに海外ドラマの続きへ移る。

まず講座の動画を流す→飽きたら海外ドラマ、というサイクルは同じパソコンで観る作業なので、うまく回りました。

 

ただし、若い頃に比べて驚くほど集中力が無くなっていて、講座の進みは毎日短時間でした。

亀の歩みのよう。

 

動画を全部見終わるのに1か月以上かかってしまいました。

超頻出問題から優先して取り組む

参考書は「令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室」(栢木厚著 技術評論社発行)を購入し、12月から本格的に取り組みました。

 

私の従来の勉強法は「初めから順番にコツコツと」でした。

今仕事してないとはいっても、そこまでコツコツする時間もないし、気力も絶対続かない〜どうする??

考えた結果、次の写真のように、章を分割しました。

分割することで、一つの章の終わりが意識できるのです。

そして、優先順位の高い問題から始めました

  1. 「超重要」マークの付いた問題だけを分野を問わず解いていく。
  2. 「必須」マークの付いた問題分野を分野を問わず解いていく。
  3. ところどころに残った「時々出」の問題を解いていく。

このやり方で1月の中旬頃に問題を一通り解き終えることができました。

アラ還の身にとっては、肩こり、首こり、目の疲れ…ときつかったです。

 

もちろん、毎日のノルマの後は、しっかりお楽しみの海外ドラマを観ていましたよ

目の前に「ドラマ」というニンジンがぶら下がっていたからこそ、できたのです。

過去問の見直しは手を抜かない

ITパスポート試験のホームページにある疑似体験用ソフトウェアの過去問に取り組むことで試験会場で操作する受験画面を体験できます。

受験まで残り少ない日々は、おおよそ毎日本番と同じ朝の120分を使ってこの過去問体験をしました。

 

合格の基準は満点の60%以上かつ、3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)ごとにそれぞれ30%以上の得点です。

最初は半分くらいしか取れず、さすがに慌てました。

間違えたところを見直ししていると、夕方近くになっていたりも。

次第に得点できるようになって時には75%くらいまで取れ、手応えを感じられました。

 

本番までのてんやわんや

コロナに感染してピンチ

気をつけていたのですが、受験月の直前にコロナに感染してしまいました。

幸い大事には至らず3日ほどで良くなったのですが、自宅療養解除まで10日あり、受験日に引っかかってしまいました。

これまた不幸中の幸いで、3月上旬に受験会場の空きがあって変更手続きをしました。

試験対策の時間が増えて結果的に良かったのかもしれません。

受験当日にまさかのBIG BOSS?!

一度延期した受験日です。

どうせ緊張するのだからと、会場に一番乗りしました。

コロナ対策も万全で、各受験者はそれぞれのパソコンに向かって問題を解き始める。

クリックの音だけが会場に響き渡る…。

私ははっきり言って、パニクっていました。

初っ端から解けない問題なのです。

見たこともない言葉、知らない概念…。

4つの選択肢から1つを選択するだけなのに〜。

解くペースも落ちてきて、このままでは時間内に解き終われないほどです。

「あーあ。調子に乗って受けたけど、やっぱり無理だったのかな…。」

その時です。

頭の中にある言葉が聞こえてきました。

「練習を試合のように」

そうです。

BIG BOSSこと日本ハム監督新庄氏の言葉です。

この言葉の続きは「試合を練習のように」ですよね。

なるほど!

毎日過去問に取り組んでいたあの時のリラックスした精神状態を思い出して…。

今は練習の延長上。

 

「試験というより、いつもの練習をしているだけ」と意識し直すと不思議と肩の力が抜けて、時間内に解答し終えることができました。

 

そしてすぐ採点結果が表示されます。

ぎりぎりとは言え合格点突破です。

終わった〜、ほんとに終わったんだ〜。

嬉しさというよりただ安堵しました。

 

履歴書に書ける資格

履歴書に記入できる資格が、一つ増えました。

もちろんITに詳しい方から見れば、ITパスポート試験など全くの入門レベルで、できて当然の知識内容でしょう。

 

ですがここは比較するところではありません。

自分が、楽しく続けられる自分なりのやり方で取り組んで結果が出たということが重要だと思います。

SEOってイーロン・マスクとかでしょ?なんで対策するの??」って思っていたような私でしたが、少し自信を持ってもいいのかなと思いました。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

*1:「合否は経済産業大臣が判定する」と結果レポートに記載がありますが、合格基準点を取れているため、合格したとみなして書いています。

*2:オンライン動画で学習するサービスで、教えたい人が講師となっています。