勝手に思い込むのをやめました
自分の言葉を持っているお友達ソフィーについて
転勤族のため、たくさんの土地で暮らし、多くの人と触れ合ってきました。
今の住まいに落ち着く前は、1年ほど九州に住んでいました。
その時に電話オペレーターのパートをしたのですが、素敵な出会いが数多くありました。
今日はその中でも同僚だった同世代のお友達ソフィーについて綴ってみますね。
あ、「ソフィー」と言っても純日本人です。
ちなみに私は「キャサリン」。
他にも、ローラ、クララ、マリリン等々、同僚同士で好きに呼び合っていました。笑
ソフィーは同僚の中でもとても存在感がある女性でした。
彼女がとてもしっかりと自分を持っている人だったからだと思います。
長い間派遣で様々な職種を経験されてきたようです。
あまり家族のことなど詮索はしなかったのですが、一人暮らしを楽しんでいる人生の達人という感じを受けました。
電話応対という仕事は精神的にキツイのですが、ソフィーは群を抜いてできる人でした。
それでも高ぶったりしないし、妙に教えたがるようなこともなく、バランス感覚よく、私を含めた他の同僚をサポートしてくれていました。
ソフィーの言葉で呪縛が解けた
ソフィーが話してくれた言葉は、どの言葉も私の金言となって心に残っています。
仕事がうまくいかず悩んでいる私にある時「採用されたのは、その仕事ができるからであって、自信を持ってやればいいのよー!」とサラッと言ってくれました。
自分はほんのちょっとしたことも重く気にするタイプなので、そんなふうに肯定してもらえるとふわっと気持ちが軽くなるものでした。
そこまでできてないわけでもないのに自分で悪く悪く思い過ぎている、そんな思考のクセを修正してくれる言葉でした。
「その仕事ができるから採用されたんだ!」
勝手に自分はこんなこともできない、あんなことも間違えた…こんな勝手な思い込みにいつまでも囚われているのをやめようと思いました。
「それにね、物事にはとにかく固執しないことよー」とソフィー。
これも思考のクセですね。
こうしちゃいけないと勝手に思い込まず、まあなんとかなるんじゃないのくらいの感覚でいくことをさりげなく伝えてくれました。
ソフィーの言葉 前編
- その時々で出合った仕事を淡々とこなすだけ。
- 仕事はしょせんその程度のもの、できるからするだけで、それ以上でもそれ以下でもない。
- 物事にはとにかく固執しない。
本音をズバズバ語るソフィー
ソフィーは「人はね、あんまりねー本当のことを言わないのよ。私は言うけどね。」といろいろ語ってくれました。
「あんまり会社っていうものに取り込まれたくなくって…」それで派遣を続けているようでした。
「ファミリー化した会社に取り込まれるようになると逃げたくなる」とも。
その時はこの言葉にはあまり共感できなかったですが、その地を離れた後に勤めた会社が家族的雰囲気だったので、今になってはよ〜く分かります。
もうそこにいるだけで「いっか、まあいっか」となってしまうのですよね。
小さな不平不満も見ないように認めないようにして「いっか」を重ねていってるうちにどこかに歪みが出てくる。
結局は辞めにくくなる前に綺麗に辞められたのでよかったです。
ある時には、ソフィーはこんなことを言ってくれました。
「あのね、外から見ると羨ましく思えるような人も必ず何か問題を持っているんだから、これはホントよ!」
つまり人と比べちゃいけないってこと。
綺麗な人、自分より優れている人、幸せそうに見える人なんてた〜くさんいるし、住む世界が広がれば広がるほど嫉妬の種は増えます。
こんなに悩んでるのは自分だけ…自分が一番不幸…なんて思うのは無意味だよってことでしょう。
「それにね、お金持ちはその中に入ってみると実のところそれほど幸せではないから」。
これはかなり実感を持って語ってくれたので、実はソフィーってもしかして非常に裕福な環境に育ったのかな〜、それともそんなおうちを中から見る機会があったのかな〜笑。
是非聞いてみたかったです。
なんてミステリアスなソフィー。
「それと、両手にいろんなものを抱えたまま次の段階に行くことはできないからね。
捨てないと新しいものは入ってこないのよー」
はい、今の自分ですね。
あれもしたい、これもしたい、あれも諦めたくない、これも諦めたくない。
今までもずっと選択の連続でした。
こんなに切り捨ててもまだ選択肢が残っています。
「一度しかない人生」とか「後がない人生」とか考えると身動きが取れなくなるけれども、直感を信じて進みましょうか。
ソフィーの言葉に背中をそっと押されて。
ソフィーの言葉 後編
- 外から見ると羨ましく思えるような人も必ず何か問題を持っている。
- お金持ちはその中に入ってみると実のところそれほど幸せではない。
- 両手にいろんなものを抱えたまま次の段階に行くことはできない。
- 捨ててこそ新しいものが入ってくる。
私を今でも救ってくれているソフィーの言葉があなたにも届きますように。
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最後までお読みくださりありがとうございました。